1. 第9回シニア社会塾開催のお知らせ
テーマ:  〜〜新時代の望ましきシニア像をさぐる〜〜
第9回を迎えるシニア社会塾は、従来とは趣向を変えて会員の皆様との「対話」を主眼とし、パネルディスカッションとタウンミーティングの形をとることにしました。
もうすぐ団塊の世代が60歳を迎えようとする今、50歳台の予備軍を含めた「シニア」のもつ影響力は計り知れないものがあります。人口の1/3を占めようとするこの人達がどうあるべきか・・・いや、どうあって欲しいのか、年齢・性別を超えて大いに語り合おうではありませんか。
 既にこのテーマで早稲田大学・濱口教授のもと『望ましいシニア像研究会』が発足していますが、まさに時を得た議題として多くの皆様のご意見を伺えればと思います。奮ってご参加ください。
□ 日 時 : 4月19日(土) 13:00〜19:00
□ 場 所 : 慶應義塾大学(三田)西校舎527号室  港区三田2-15-45
                                   TEL:03-3453-4511
              最寄駅:JR田町駅または都営地下鉄三田駅より徒歩5分
□ 参加費 : 会員 1000円(学生・院生会員 500円)非会員 1500円
□ 申込方法 : シニア社会学会・事務局宛。懇親会に参加の有無を含めて次へ。
        FAX:03-5778-4728 または e-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp
第1部   パネルディスカッシヨン (13:00〜15:00)
    パネリスト(50音順)
大熊 宏子氏     パワフルエイジング研究会(新潟)世話人
尾澤 達也氏     株式会社  資生堂  顧問
榊原 智子氏     読売新聞東京本社  編集局  解説部
辻      哲夫氏     厚生労働省  大臣官房長
堀池 喜一郎氏  NPO法人シニアSOHO普及サロン・三鷹 代表理事
    コーディネーター
濱口 晴彦氏     早稲田大学教綬・シニア社会学会理事・運営委員長

第2部    タウンミーティング (15:00〜17:00)  
  ★第1部のメンバーの他に次の方々も討議に参加し、会場の皆様のご質問・ご意見を伺いながら活発なやりとりを期待しています。(50音順)
坂巻  熙氏        淑徳大学教授・シニア社会学会 理事
袖井 孝子氏    お茶の水女子大学教授・シニア社会学会副会長
和久井 良一氏  (財)さわやか福祉財団・渉外代表・シニア社会学会 理事
         ほか
    コーディネーター
 守永 英輔氏   淑徳大学教授・シニア社会学会理事・事務局長

第3部    懇親会 (17:30〜19:00)
   ★会場を変えてご希望の方のみで、ごく簡単な懇親の場を設けます。
(若干の会費をご負担願います。)予めお申し込みください。
      総合司会・進行   桂山 元明氏(シニア社会学会理事・事務局)

2.諸研究会の次回予告(参加希望は事務局まで、e-mail又はfaxでどうぞ)
□ 「望ましいシニア像研究会」
期日:4月11日(金)午後6時から約2時間   場所:早稲田大学正門前・「レストラン高田牧舎」2階人総研会議室
参加者は第1回研究会で紹介された「コージルの仮説」を参考に、各自シニアの仮説をご用意ください。

□「多様な働きの場創出研究会」
日時:4月24日(木)18時から約2時間   場所:高齢者協同組合連合会4階会議室(JR大塚駅から徒歩5分)  
講師:高橋昌子氏(淑徳大学・大学院在籍)
テーマ:「元気高齢者の介護マンパワーとしての活躍に関する一考察」

□ 「次世代育成支援研究会」
日時:4月10日(木)18:00から  場所:お茶の水女子大学・共通講義棟1号館2階203号室
 (最寄駅:地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅下車徒歩8分)
テーマ:「日本の人口問題」その2と「少子化対策プラスワン」の勉強会を行う予定。

□ UDS定例会(ユニバーサルデザインスタデイ研究会)
日時:4月1日(火)18:30から、原宿パレフランス5階第2会議室。参加希望者は座長・吉田健一氏(メール aeca@sage.ocn.ne.jp)まで。
(お断り:これまでのUDS研究会報告は今回省略しました)

3.研究会の報告
□ 第2回「 次世代育成支援研究会」
第2回次世代育成支援研究会は、3月13日(木)生命保険文化センターにて開催されました。今回は「少子化問題」をとりあげ、メンバーの榊原智子氏(読売新聞・記者)から、厚生労働省の「少子化対策プラスワン」「次世代育成支援推進法案」についての解説と、国立社会保障・人口問題研究所刊の小冊子「日本の人口問題」についてレポートと解説があり、出席者の自由討議が行われました。(都築記)

□ 第4回「望ましいシニア像研究会」
第4回「望ましいシニア像研究会」が3月14日(金)早稲田大学前・高田牧舎2階会議室で開催。
濱口座長から、6月発刊予定の当学会・学会誌「エイジレス・フォーラム」に投稿した論文『シニア社会のシニア像』が出席者に配布され、当論文に沿ってシニア像に対する考え方の解説がありました。
第1章「シニア化する社会」では、1990年代後半にシニア社会へ転換したこと。シニアの定義として、ゆるい年齢的区分によって識別される社会的集合であると説かれました。第2章「画一化の中の不均質化」では、シニアは均質性と不均質性を合わせ持っていると分析し、第3章「望ましいシニア像は存在するのか」では、マクロでは存在するがミクロでは存在しない。中間のメゾ・レベルでどうなるかを考えることがテーマであるとされ、シニア社会のシニア像は、老若男女が切磋琢磨する摩擦を熱源に紡ぎ出されるべきと結ばれました。レクチャー後の意見交換が活発で参加者の関心の高さと問題意識の強さが感じられました。(島村記)

4.シニアニュース:新刊書紹介
『定年後「ひとりビジネス」成功集』 船橋利幸著 小学館文庫 定価476円+税
著者はサンケイリビング新聞社で新規事業開発室長などを務めた後独立し、プロジェクト・コンサルタントとして活躍する一方、NPO法人「新現役ネット」のスタッフとして中高年の社会活動を支援している方です。
「ひとりビジネス」とは、自分一人で自分の好きなビジネスに関わっていく生き方。日本語教師、自宅での画廊経営、シニア対象のパソコンアドバイザー、住宅づくりのよろず相談屋などいくつかの実践例を紹介しながら、成功の秘訣を12章にまとめています。
(1)「身の丈」サイズで起業を目指す、(2)自宅をオフィスにするのは恥ではなく無駄な費用が省けるのでむしろ強みである、(3)ただし、すべてを一人でやり配偶者は巻き込まない、(4)携帯電話、Eメール、人脈が三種の神器、(5)「世間によし」の心を忘れずに、などどれも納得のいくものばかりで定年後どのように生きるのか、これから定年を迎える方々にとっては必見書です。(大野記)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
シニア社会学会事務局  e-mail:jaas@circus.ocn.ne.jp  
                                   電話&FAX:(03)5778-4728
〒107-0062港区南青山5-14-1 グリーンビル301号 
[事務所オープン:毎週月・水・金(除祝日)]
URL http://www.jaas.jp/
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

                                           
JAAS News第29号をお届けします
シニア社会学会・事務局 2003.3.26