JAAS News第47号をお届けします。
         シニア社会学会・事務局:2004.6.4.

1.シニア社会学会第3回定時総会の出欠返信ハガキをまだ出してない方お急ぎください
 総会の定足数は全会員の過半数です。また、諸資料の用意や懇親会出席規模などの基本ともなりますので、未提出の方は今直ぐハガキをお出しください。
(締切り:6月11日必着)


早稲田大学・大隈小講堂での大会スケジュールの概要は下記を予定しています。なお、会員各位にお知らせしたプログラムの時間割を一部変更しました。
◆第3回定時総会 10:30〜11:00(30分)
                      <シニア社会学会会員のみ> 
 ○議事    ・2003年度活動報告及び決算報告
             ・2004年度活動計画及び予算案
             ・会則改正など

◆第3回研究発表大会  
        <懇親パーティを含め会員以外の一般の方の参加を歓迎します。>

(1)「次世代育成支援に関する要望と提言」報告とトーク
              11:10〜12:10
 □世代間連帯へ小さな一歩・大きな願い 〜次世代育成支援研究会から

      報告者:沖藤 典子氏 (ノンフィクション作家・当学会理事)
  □厚生労働省 雇用・児童家庭局 前局長 岩田喜美枝氏(資生堂・常勤顧問)
          との対談

(2)「年金問題を考える」シンポジウム 13:10〜15:20
  “どうなる年金・どうする年金!”  〜マスコミが採点する年金改革
  コーディネーター:
          袖井 孝子 氏 (お茶の水女子大学客員教授・当学会副会長)
     パ ネ リ ス ト :
          稲葉 康生 氏 (毎日新聞・論説委員)

          岩淵 勝好 氏 (川崎医療福祉大学教授・前産経新聞論説委員)
          榊原 智子 氏 (読売新聞・解説部)
          松浦  新 氏 (週刊朝日・編集部)
          渡辺 俊介 氏 (日本経済新聞・論説委員)

(3)会員による研究・事例発表 15:30〜17:00   
         次の6会員が発表します。
       石塚 光政氏(土浦市)  佐藤 純子氏(流山市)  高田 佳子氏(東京都)
     多湖 光宗氏(桑名市)  間野 百子氏(東京都)  山崎  晃 氏(仙台市)

◆懇親パーティ 17:10〜18:30 
                会場:大隈ガーデンハウス(大隈講堂ウラ)

2.研究会活動等報告とお知らせ
「望ましいシニア像」研究会
16回研究会は、5月14日(金) 20名が参加して開催されました。前回同様全体会に先立ち分科会が実施されました。全体会では2グループの代表から研究発表が行なわれました。第1グループからは貴志義孝さんが、第1グループのテーマである「生きがい」についての一考察として、理論に自分の考えを付け加え、パワーポイントの映像を駆使して大変分かり易く報告がありました。貴志さんは、「生きがい」は「健康」そのものであると強調されました。一方、第2グループからは荻野義雄さんが、担当されているシニアの「就労」問題について、シニアが働くことの問題点の指摘と今後周辺企業を訪問し調査する予定であることが報告されました。2人の発表の後、濱口座長から、今日の報告で明らかになったこととして、貴志さんが述べた「参画」と「参加」の切り口は明快であり、この切り口は今後各課題の解決と整理に役立つと思うとコメントがありました。
次回は6月11 日(金)17時から早稲田大学・高田牧舎2階人総研会議室で開催されます。テーマは「2分科会の代表者による研究報告」であります。なお、分科会は研究会(全体会)に先立ち、15時から同一会場で行なわれます。当研究会は、今後原則として毎月第2金曜日開催となりましたので、ご承知おきください。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。 
以上(文責 島村)

次世代育成支援研究会
14回、研究会は513()18:00〜、六本木のみなとNPOハウスで開催。参加者10名。2003年度の締めくくりとして、315日・16日の両日に亘り、1年間討議検討してきた「次世代育成支援に関する要望と提言」を政府に提出し、大変反響があったことは既にご報告済です。
2004年度は、地域活動を種々の方々に講演いただき、男性の育児休暇を含め企業の動きなどを勉強していき、経団連や経済同友会などにまとめたものを提出する方向で研究会を進める。
今回はその第1回として、「びーのびーの」代表奥山千鶴子氏にご出席いただき、「びーのびーの」設立の経緯、現在の活動など、収支結果も含めた現状のお話を伺った。「びーのびーの」のコンセプトは「もうひとつの家」。子育てに「支えられ感のない」実態を解消するため、意図的に集まれる場「つどいの広場」、昔の井戸端や縁側の延長で、誰もがいつでも行きたいときに行ける場である。
@常設である、A必ずスタッフがいる、B多くの関係者の中で子育てができる、C日常に根ざす、D多世代のスタッフ・ボランティアに支えられる、などの役割をはたしている。これらの活動から見えてきたことは、地域に足かがりのある親は、子どもに問題行動がおこっても、支え手になる友だちや先輩をもっていることで救われます。現在横浜市には、このような施設は1ヶ所しか無い。現在、スタッフ52名、サポーター13名、学生ボランティア51名、広場に集まる会員1日平均17組。会費9%、横浜市委託金18%、市社協委託金24%、助成金9%、事業収入27%が主な収入源で活動をしている。
6月度は大会(6/19)に参加いただくこととし、次回は78()です。
                       (武者・記)


ユニバーサル・デザイン・スタディ(UDS
 513()午後6時30分から、六本木「みなとNPOハウス」2階会議室で、吉田氏ほか8名が参加して開催されました。@NTTドコモチームは、KDDI、ボーダフォン、NTTドコモの代表的商品の機能やパンレットなど表現物のUD度を比較する準備をする、A松下電器チームは、業界数社の洗濯機に絞っての機能性や表現物のUD比較の準備をする、BTOTOチームからは、公共トイレのUD評価のテーマ、調査方法(調査表、デジカメ)、発表方法(ホームページ)などについて、いくつかの提案がなされました。C以上の@ABをトータルに整理して、具体的行動に移すことにし、次回提案することにしました。
次回会合は、6月10日(木)で、時間、場所は同じです。(大野・記)

□ 雇用における年齢差別研究会
 2期第5回研究会が526日に開かれ、2氏のレポートを巡って議論しました。本田重道氏からは「暦年年齢の廃止」について提案があり、一挙に実現は難しいものの根が深い年齢差別思想につながる風潮の是正には有効だとの評価がありました。一方、森馨一郎氏はこれまでの議論を要領よく整理・敷衍した上で、あらためて「企業のエイジレス度指標」の提案がありました。次回はこの新提案に肉付けするための議論を進めることにしました。
次回は、623日(水)18時から慶応大学三田構内446号室の予定です。参加希望者は事務局までお申出ください。   (事務局・鈴木記)

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