JAAS News第54号をお届けします。     
                                              シニア社会学会・事務局:
2004.11.19

1.運営サポーター制度
「運営サポーター」のメーリングリストがスタートしました。
全国各地の会員の方がメーリングリストを通じて日常的な気軽で率直な意思疎通を行うとともに、地域のニーズの汲み上げ、学会活動や運営についての意見・提言等を出していただくことにより、当学会活動の活性化を図ることを目的とした「運営サポーター」制が11/10から発足しました。サポーターには各地から29名の方が参加され、これに8名の事務局員も加わり、37名でメーリングリストがスタートしました。
29名の方々のおおまかな地域分布は、北海道1、東北3、甲信越1、北関東4、東京5、南関東5、東海3、近畿4、中国2、九州1となっています。
これからメーリングリストへの参加を希望される方、歓迎します。事務局までメールにてお申し出ください。

2.研究会報告
ユニバーサル・デザイン・スタディ研究会(UDS10月定例会報告 
 10/1418:30から、六本木「みなとNPOハウス」会議室で、開催されました。今回は、上野で実施したトイレマップ作成のためのフィールドワークの成果を、ノートパソコンに入れたデジカメの写真で見ながら検討。その結果をWeb企画書にまとめ、@これらを次回例会にて再度討議し、必要なら再度のフィールドワークなどを検討する、Aこの企画書をもとに、台東区役所・内閣府・キリン財団などにアプローチし、共同作業・補助金獲得などに動くこととしました。
この他、世田谷区と板橋区が福祉・UDによる「まちづくり」のモデル地区に東京都から認定され、このうち世田谷区が「だれにでも安全でやさしい、ふれあいと活気があふれる商店街へ」をテーマに、公共トイレ・休憩所・バリアフリー店舗・音声案内装置・サイン体系の整備などを行うとの情報を得たので、これも大いに関連があることからメンバーが参加するべく検討しています。

ユニバーサル・デザイン・スタディ研究会(UDS11月定例会報告 
 11/1118:30から、六本木「みなとNPOハウス」会議室で、8名が参加して開催しました。継続作業の「UDトイレMAP」の作成については、年内に浅草商店街などを再調査して、来年早々には仕上げたい旨の説明がありました。また、これとは別に、トイレの設置で先進的な新宿京王デパートの訪問調査を、12/3に行います。次回は12/9(木)、時間、場所は同じで、例会と忘年会を予定しています。

社会保障研究会報告
第3回社会保障研究会は10/2618:30お茶の水女子大学において、日本経団連国民生活本部長の松井博志氏を講師として、第3回研究会を開催しました。当日のテーマは、「社会保障制度改革の方向性」。出席者は21名で、松井氏の講義のあと、活発な質疑および意見交換が行われました。次回研究会は、講師:増田雅暢氏(内閣府参事官)、日時:12/1(水)18時から、場所:お茶の水女子大学生活科学部本館315室にて開催予定。

雇用における年齢差別研究会報告
10/29(金)・慶応大学三田の研究室で研究会を開き、ここ数回検討してきた企業のエイジレス度を測る指標項目の見直しを行いました。その結果、フェイスシートを含めてほぼ内容が固まり、次回は12/20(月)に指標の微調整とサンプル調査について検討する段階に入ります。場所:慶応(三田)新研究棟446号室・18時から。

「望ましいシニア像」研究会報告
21回「望ましいシニア像」研究会は、当学会でも初めての企画である1泊2日の合宿形式の研修会として、11/56日・八王子市の()大学セミナー・ハウスで19名が参加しました。目的は当研究会発行の報告書第2号誌に盛り込む「提言」作成に向けての、討議及び整理を行なうことでありました。初日は、5つの班毎に各研究テーマの意見交換と発表が行なわれました。2日目は、「提言」作成に向けてのグループ討議と発表が行なわれました。参加者は各人のレポートを基に、研究会としての「提言」の方向と具体策を作成すべく、2日間大変熱のこもった討議を重ねました。濱口座長は総括の中で、集団で討議することの大切さを改めて痛感したこと。そして略予期していた成果を上げることが出来た有意義な合宿であったと評価されました。参加者は各々充実感と思い出深い合宿を経験したものと思います。
次回の第22回「望ましいシニア像」研究会は、12/10()早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で、15時から分科会、17時から全体会を行ないます。テーマは、合宿研修会で整理した「提言」のブラッシュアップ。なお、終了後19時から、1階レストランで忘年懇親会を予定しています。お問い合わせ等は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。

次世代育成支援研究会報告
11月度の次世代育成支援研究会は11/11南青山「あい・ぽーと」で開催。今回は鎌倉市子ども局推進担当の石井和子氏をお招きし「地方自治体の次世代育成支援政策は」についてお話を伺いました。
石井氏はまず、鎌倉市という自治体の公務員である自分の自己紹介からはじめ、自らが住む鎌倉市の少子化状況(国・県よりひどく、出生率1.0人を割り込んだ/全国平均1.29人)をデータをもとに説明した。
・役所のタテ割り組織のなかで、子育てに関連している11課をヨコに連携していくことを提案し、現在、その元締め的立場の部署ではたらいている。
・これまで「子どものためのショー-トステイ事業」など鎌倉独自の政策の立案に関わった。
・子どもに関するさまざまな相談を一つの窓口で済むように、組織改正を行った。
・市民団体との連携を強化し、市民(コンシェルジュ)に大きな役割を担ってもらっている。
・いま、次世代育成の行動計画づくりに専念している。     

3.学会誌「エイジレスフォーラム」第3号『会員の声』募集
2005年度の学会誌「エイジレスフォーラム」第3号の編集を開始しました。第3号にも、会員の皆さんのご意見や提案、情報など『会員の声』を掲載いたします。ついては、下記の要項で募集いたしますので、振るって投稿下さい。
文字数:600字〜800字(必ず題名を付けて下さい)
投稿方法:メール又はフロッピー。パソコンお持ちでない方は郵送も可能です。
締切り:20051月末。
投稿先:事務局・学会誌担当武者宛 jaas@circus.ocn.ne.jp
お問い合わせ先:事務局武者(t-mushapop06.odn.ne.jp

4.新入会員紹介(2名)
川橋幸子(東京)、小川登美子(東京)