JAAS News 第88号
シニア社会学会事務局   2007 年 2 月 28 日

<もくじ>
シニア社会塾・最終回のご案内
4 月スタートの新しい連続講座のご案内
研究会などの報告とご案内 

1.シニア社会塾「老若共同参画社会はどういう社会か」シリーズ展開・最終回
昨年 4 月よりはじめた、このシリーズも、いよいよ、最終回を迎えました。
みなさまの奮ってのご参加をお待ちいたしております。

老若共同参画社会はボランティアのフロンティア

川村 匡由氏(武蔵野大学教授)

@ボランティアの成否⇒国民性・国情・価値観・ライフスタイル Aボランティア活動の啓発⇒学習会・研究会・広報活動 B活動基盤の整備⇒社協・自治体・学校・地域・企業 C情報共有のあり方⇒受け手と担い手の連絡調整 D 武蔵野市 の事例


1. 日   時  2007年3月24日(土) 午後3時〜午後5時
2.会   場  市谷日本大学会館(本部)601 A 会議室
東京都千代田区九段南4−8−24    ※ 私学会館(アルカディア)の向かい側
JR / 都営地下鉄新宿線 / 東京メトロ有楽町線 / 東京メトロ南北線 ・市谷駅  A2出口 電話 03-5275-8110 地図はこち ら ? http://www.nihon-u.ac.jp/site/access.html
3.定   員  50名
4.参 加 費  会員 1000円  一般 1200円
5.主   催  シニア社会学会
6.お申し込み  参加ご希望の方は、シニア社会学会・事務局まで FAX または E-mail でお申し込みください。 会員以外の方のご参加も歓迎いたします。

2.「連続講座〜人生100年時代をどう生きるか〜」 スタートのご案内

07 年 4 月から 12 月まで( 8 月はお休み)(財)早稲田奉仕園との共催で新しい「連続講座」がスタートいたします。今回は、新しい試みとして、第 1 回の「稲門グリークラブ・シニア会」による合唱をはじめ、楽器演奏・合唱・踊りなどのミニコンサート付きです。会場も、早稲田大学文学部近くの早稲田奉仕園となります。そのつど、ご案内をいたしますが、これは、その全体像の概略のご紹介です。奮ってご参加されることをお願い申し上げます。
主催:シニア社会学会・(財)早稲田奉仕園
後援:(株)タムラプランニング&オペレーティング
場所:(財)早稲田奉仕園・リバティホール

○第 1 回 対談「人生100年時代をどう生きるか」           (敬称略)

轡田 隆史(テレビ朝日コメンテーター・元朝日新聞論説委員)
VS
加藤 仁(ノンフィクション作家
コーディネーター 都築 賢二(シニア社会学会事務局長)
07 年 4 月 13 日(金)午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 2 回 “人と人とのつながり”の積み重ねこそが、心豊かな社会をつくる
濱口 晴彦(創造学園大学教授・早稲田大学名誉教授)
07 年 5 月 11 日(金)午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 3 回 「ともに助け合う」“共助”が、活気のある社会をもたらす
坂東 真理子(昭和女子大学副学長)
07 年 6 月 8 日 ( 金 ) 午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 4 回 いくつになっても、生きいきとした自分の人生をまっとうする
坂巻 煕(社会福祉法人潤沢会理事長・元毎日新聞論説委員)
07 年 7 月 13 日 ( 金 ) 午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 5 回 “不老長寿”の“不老”とは、つねに心身ともに健康であること
坂田 寿衛(日本大学大学院教授・横浜中央病院名誉院長)
07 年 9 月 14 日 ( 金 )  午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 6 回 ともに語り合える仲間がいるだけで、癒されるこころがある
鈴木 絹英(NPO法人 ホールファミリーケア協会理事長)
07 年 10 月12日 ( 金 )  午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 7 回 “お金は大事だよ”ー気になる年金問題のゆくえー
袖井 孝子(お茶の水女子大学名誉教授)
07 年 11 月 9 日(金) 午後 3 時〜 5 時 リバティホール

○第 8 回 「終の棲家」を考えようー高齢期の住まい方
田村 明考(タムラプランニング&オペレーティング代表)
07 年 12 月 14 日 ( 金 ) 午後 3 時〜 5 時 リバティホール

3.研究会などの報告とご案内
(1)雇用における年齢差別研究会
本年最初の研究会を、平成 19 年 2 月 2 日(金) 18:30 〜 20:30  慶應義塾大学 三田校舎 研究室棟 4 階 449 会議室 で会員 8 名の参加で開催しました。今回のテーマは回収したアンケートの単純集計を基に、金貞任さんのレクチャーを受け情報の共有化を図ることが目的でした。次回の課題は、この単純集計を一覧表に見やすい形に整えるとともに、清家座長のレクチャーと報告書作成に向けた方針のご指導を仰ぐこととなります。
●次回は、 3 月 13 日(火) 18:30 〜 20:30  慶應義塾大学三田校舎 研究室棟 4 階 449 会議室で開催します。多数の方のご参加をお待ちしています。(担当 黒澤)

(2)次世代育成支援研究会
2月度の研究会は、2月8日 ( 木 )18:00 より、講師に辻哲夫氏(厚生労働省事務次官、当学会会員)をお招きして、テーマ「少子化をめぐる厚生労働行政の動向」について伺いました。参加者も 20 名を超え、辻講師から我々が一番聞きたい的を射たお話を伺い、引き続き活発な意見交換があり大変有意義な研究会でした。
次回3月度の研究会をもって、 2005 年度から取り組んでいる「企業」に視点をおき、各識者・企業からのレクチャーは終了いたします。引き続きこれらを纏め「提言書」作成準備に入る予定です。今後のスケジュール等については、 3 月度の研究会において沖藤座長からご説明ありますので、皆様万障お繰り合わせの上ご参加下さい。
なお、次世代育成支援研究会では、 2004 年 3 月に厚生労働大臣、内閣官房長官 男女共同参画会議議長、少子化対策担当特命大臣の各大臣に【「次世代育成支援」に関する要望と提言】を提出しています。(「エイジレスフォーラム」第2号に全文掲載)
● 3 月度の研究会は、日時 : 3月8日 ( 木 )18:00 〜 20:00 、会場 : 南青山子育てひろば「あい・ぽーと」2階交流室、講師 : 佐藤博樹氏(東京大学教授) テーマ「ワークライフバランス実現のための課題」(仮題)。ご存知のように佐藤博樹氏は、昨年第5回大会シンポジウムにおいてコメンテーターとしてご出演頂きました。また「男の育児休業」の著者で当研究会でも著書をテーマに採り上げております。年度末のお忙しい中お越し頂きますので、研究会会員に限らず関心をお持ちの方はぜひご参加下さい。(事務局 武者)

(3)第26回社会保障研究会のご案内
日時: 3 月 28 日(水)  18:00 〜 20:00
場所: お茶の水女子大学 生活科学部本館315号室
講師:吉竹 民樹氏 (こども未来財団理事長)
テーマ:社会保障と年金  (事務局 大島)

(4)老若共同参画社会研究会
第17回「老若共同参画社会」研究会は、2月16日(金)早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で17名が参加して開催されました。テーマは、「老若共同参画社会の実現は地域社会か―シニア世代は町づくりの仕掛け人に―」と題して高桑満子さんから日頃の地域活動の発表、そして「障害者(精神)就業(職場)の環境づくり」と題して荻野義雄さんから具体的なプランの提案でした。また、当研究会のこれからの進め方についての意見交換も行いました。最後に濱口座長から総括がありました。
●第18回「老若共同参画社会」研究会は、3月16日(金)17時から19時まで、早稲田大学高田牧舎2階人総研会議室で行います。テーマは、@「老若共同参画社会に関する社会調査の実施について」と題して貴志義孝さんからの提案および A「彷徨えるシニアではなく創造的シニアへ―ネットワーク社会における新しいシニア像を求めて―」と題して高橋俊彦さんから提言いただきます。参加される方は、「シニアからの52の提言」を読み直していただき、当日提言書をご持参下さい。多くの方の参加をお待ちしています。問い合わせのある方は、事務局当研究会担当の島村までお願いいたします。(事務局 島村) 

(5)シニア社会塾シリーズ 第7回「良寛に学ぶ生涯学習」報告
1 月 27 日(土)、荒井 魏氏(毎日新聞編集委員)を講師として、新会場の日本大学会館(本部)で開催された。報告の要旨は以下の通り。
◆ プロローグ
良寛和尚との出会い(気づき)は、榊獏山氏を取材しているときに氏が良寛和尚に傾倒していたことに由来するとの紹介があった。
◆なぜ、良寛なのか
良寛和尚自身については謎が多く、その人となりについては諸説あるが、注目すべきは厳しさと温かさを併せ持つところである。いわく、本当の暖かさとは厳しさの中にある、ということ。そして良寛が見ていたのは“女・子供社会”であり、求めたものは男社会(企業社会)に希薄となっている“真の豊かさ”だったのではないか、という指摘。常に子供の目線を失わない良寛の世界観はまさに「シニアの哲学」を示唆するものであり、そのライフスタイルには瑞々しいものが見てとれる。“企業社会”のもう一方(オルタナティブ)にある世界観の体現者として良寛和尚がいたのではないか。
シニアが目指すべき一つの指針として良寛が示した時間軸や価値観があるといえる。
•  “老若共同参画社会”への展望(その後のQ&Aなどを通して)
今回の講演を通じて、「若造vs年寄り」という対立した構図ではなく世代を超えた融合が求められることがあらためて了解されたのではないかと感じられた。また、あえて蛇足を加えるならば、シニアのキーワードは“ビビッド”かもしれない。(事務局 鈴木記)

(6)シニアニュース
横浜市 、NPO法人シニアSOHO横浜・神奈川と当学会の共催による団塊の世代向けセミナー・講演会が開催されます。イベントの主旨は、退職する団塊世代と中小企業の交流を図るもので、加藤仁氏の講演とサイン会が予定されています。
日時 : 2007 年 3 月 23 日(金) 18:00 〜 20:00
場所 : 横浜情報文化センター6F(情文ホール) (みなとみらい線「日本大通駅」徒歩0分、JR・ 横浜市 営地下鉄「関内駅」徒歩10分)
講演 : 「団塊世代のこれから」
講師: 加藤 仁氏(ノンフィクション作家・当学会理事)
•  講演の30分前頃より著書へのサイン会を予定しています。
(このイベントのお問合せは、 TEL : 045-663-1045  担当:平田)


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