2019年頭の辞

明けましておめでとうございます。平成最後の元旦を皆さまは、どのようにお迎えになりましたか。

平成という時代を象徴する出来事としては、社会の分断化の進行、自然災害の多さと その被害の甚大さ、オウム真理教信者による地下鉄サリン事件をあげることができます。 経済成長のおかげで、長い間、日本人の多くは、「貧困」という言葉を忘れていました。 しかし、気が付いてみると、ワーキングプア、ネットカフェ難民、貧困女子、下流老人 などの言葉が氾濫するようになりました。貧困の進行は、自分より得をしていると思わ れる者に対する怨念につながります。生活保護受給者へのバッシングや嫌中・嫌韓感情 の高まりは、井手英策・慶應義塾大学教授が指摘するように「弱者が弱者の足を引っ張る」 状態を示しています。何とかして井手教授が提唱する「頼り合える社会」を実現したいものです。

第二は、自然災害による被害の大きさです。火山列島であり、台風の通り道に位置する 日本では、昔から自然災害が多発しましたが、人びとは自然と共存して生きてきたのです。 平成時代の最大の災害は、言うまでもなく東日本大震災とそれによる福島の原子力発電所 事故です。とりわけ原発事故は、原子力の平和利用への幻想を打ち砕くものでした。原発は 原爆と一続きであることを私たちは忘れていたのです。復興・復旧が説かれるにもか かわらず、故郷を奪われた人びとの生活は、今なお元に戻ってはいません。自然に逆らう ことの恐ろしさと愚かさを原発事故は物語っているようです。もう一度、自然と共に生 きる道をさぐるべきではないでしょうか。

第三は、地下鉄サリン事件です。テロは遠い国の出来事と思っていた私たちにとって、 テロリストは身近にいるというのは、大きな衝撃でした。さらに偏差値の高い大学で 学んだ頭の良い若者たちが、あまり学歴の高くない教祖に惹かれていったのも不可解 でした。それ程、彼らは日本社会の閉塞状況に絶望していたのかもしれません。平成 のうちにけりをつけたいという思惑から、あっけなく幹部たちが処刑されてしまいま したが、彼らが何をめざして入信したのか、その意図を知るチャンスが失われてしまったのは、まことに残念です。

あまり良くないことばかりが続いた平成時代ですが、新しい時代が、少しでも明るい 時代になることを心より願っております。本年もシニア社会学会をよろしくお願いい たします。

2019年元旦

一般社団法人シニア社会学会会長 袖井孝子

事務所移転のお知らせ

2018年11月30日に 事務所を移転しました。新しい住所は以下のとおりです。
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-4 ナカヤビル202
なお、移転後も電話とFAXの番号は変わりません。

2019年度定時総会・第18回大会開催日と概要のお知らせ

※2019年度定時総会・第18回大会の開催日と会場が決まりましたので概要をお知らせします。
(1)2019年度総会・第18回大会の日程・会場について
1)開催日時:2019年6月15日(土)
(開催概要 第一部《総会》:10時~ 、第二部《大会》:11時30分~ )
2)開催場所:駒澤大学(駒沢キャンパス 教室など詳細は未定)
(東京都世田谷区駒沢一丁目23番1号、東急田園都市線駒沢大学駅下車徒歩8分)
会場は、昨年同様駒澤大学駒沢キャンパスとなります。今後のJAAS Newsで新しい情報をお知らせいたしますので、総会・大会の会場のお知らせには十分ご注意ください。
(2)2019年第18回大会のテーマについて
1)大会テーマ:「(仮)持続可能な超高齢社会の条件~地域コミュニティのSDGs~」
※SDGsとは、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で決められた、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、国際社会共通の目標です。

研究会合同イベント 

学会大会とは別に、会員の方々とともに直接議論しあえる機会を増やしていきたいという趣旨で、 会員全体を対象とする5つの研究会合同イベントを開催しております。

■2019年3月16日(土) 第5回「シニアのICT活用」研究会(澤岡詩野座長)が中心となり「人生100年時代を豊かに活きるためのICTの 可能性~シニアの活用を支えるサポーターの役割とは?」を開催し、盛会のうちに終了いたしました。

■2018年3月3日(土) 第4回「ライフプロデュース」研究会(皆川靭一座長)が中心となり「長命時代”しなやかに生きる力”を考える」を開催しました。

■2017年3月5日(日) 第3回「社会保障研究会(袖井孝子座長)」が中心となり「社会保障研究会100回記念シンポジウム 社会保障の明日を考える」開催しました。

■2016年3月26日(土) 第2回「シニア社会のリテラシー研究会(濱口晴彦座長)」が中心となり、”丁々発止語り合う会”「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」を開催しました。
第2回 「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」要録を掲載 PDFアイコン

■2015年3月14日(土) 第1回「災害と地域社会」が中心となり、シンポジウム 「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」を開催しました。
第1回「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」要録を掲載 PDFアイコン

『エイジレスフォーラム』バックナンバー販売について

『エイジレスフォーラム』バックナンバーを販売いたします。
残部数の少ない号もございます。会員は勿論のこと個人(会員外)にも対応致しますので、バックナンバーの販売にご協力をお願いします。
『エイジレスフォーラム』は、シニア社会学会の機関誌で、学会設立から2年後の2003年に創刊。毎号、6月の大会の収録記事、各分野の専門家の講演や公開講座など、シニア社会学会の活動の数々を収録、掲載しております。
各号の詳細は、シニア社会学会のホームページ機関誌・研究成果を参照下さい。

<販売バックナンバー>は、
◆創刊号(2003年発行)~ 第13号(2015年発行)までの各誌。
◆価格・・1部 500円(送料込)
◆支払方法・・『エイジレスフォーラム』と同封の振込用紙にてお振込みください。
◆購買ご希望の方は、下記シニア社会学会事務局宛に、e-mail又はFAXにて、ご希望のバックナンバーをご連絡ください。 
◆連絡先  〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-27-4 ナカヤビル202
          一般社団法人シニア社会学会 事務局
         電話・FAX 03-5778-4728
         e-mail jaas@circus.ocn.ne.jp

新着情報

2019.3.22 JAASNews第236号を掲載 PDFアイコン
2019.2.20 JAASNews第235号を掲載 PDFアイコン
2019.1.16 JAASNews第234号を掲載 PDFアイコン
2018.12.19 JAASNews第233号を掲載 PDFアイコン
2018.8.6 第4回シンポジウム「あれから7年~私たちはフクシマをわすれない~」の記録を掲載 PDFアイコン
2018.5.28 「ライフプロデュース」研究会がブログを開設しました。左のメニューボタンからご覧ください。PDFアイコン
2018.2.21 2017年11月18日に、新潟の「パワフル・エイジング研究会」の主催で袖井孝子会長による講演が行われました。同研究会事務局より、当日の報告概要が送られてきましたので掲載いたしますPDFアイコン
2017.4.19 「災害と地域社会」研究会2015年度報告書を掲載 PDFアイコン(3.7MByte)
      (ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2017.3.8  2016年11月19日に開催したシンポジウム「(第3回)私たちはフクシマをわすれない」の記録を掲載 PDFアイコン
2016.4.28  「コミュニティ学のススメ-ところ定まれば、こころ定まる」要録を掲載 PDFアイコン
2015.9.24 「災害と地域社会」研究会2014年度報告書を掲載 PDFアイコン(8.5MByte)
      (ファイルの容量が大きいのでお気をつけください)
2015.4.16  「あれから5年~私たちはフクシマをわすれない~」要録を掲載 PDFアイコン
2014.10.8 「災害と地域社会」研究会2013年度報告書を掲載 PDFアイコン
      (この報告書目次のタイトルをクリックすると、各章に跳びます。)
2014.7.4 機関誌「エイジレスフォーラム」投稿規程を掲載 PDFアイコン
2013.7.8 「濱口研究会10年・100回記念号―シニア社会のリテラシー」頒布のお知らせ 
2012.4.12 2011年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル普及事業 報告書」 PDFアイコンを掲載
2011.4.1 2010年度WAM助成事業「ICTによる高齢者孤立防止モデル開発事業 報告書」 PDFアイコンを掲載
2010.5.1 ホームページをリニューアルしました。

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